だしてみらんかな 第2回

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「幼き日 菜の花畑 蝶と舞い 友とたわむれ 夕暮れ忘る」 恵

「さよならと学び舎後に 涙する さみしき胸に 花冷えしみる」 恵

「街角の鏡に映る母娘 老いが若さを うらやましがる」 恵

「庭先に 雀降り立ち チョコチョコと跳ねる仕草にしばし見とれる」 恵

「洗い物 風に吹かれて 微笑まし 夫の袖が 妻の肩抱く」 恵

「これからは 出来ぬことより 出来ること 数えて生きよと 母に諭(さと)しつ」 砂

「はるばると 父の葬儀に 訪ね来し 友と巡りぬ 五島の教会」 砂

「花見んと 城跡に建つ 学び舎を 老母と廻(めぐ)る 車椅子押し」 砂

「主なき 庭に咲きたる花々を 挿して嬉か 仏壇の父」 砂

「あれこれと 畑仕事を 伝授する 母のキャリアは 七十余年」 砂

「墓参り 子供の声や 花火なく 愛犬つれて 灯篭ともす」 きみ

「故郷は 帰省のたびに けずられて 親は亡くなり 山川までも」 きみ